コラム一覧 > 適正体重の計算方法
春~夏にかけて旬を迎えるマメ科の食品は、お酒のおつまみにおすすめです。
グリーンピース、そら豆、枝豆は豆類と思われる方も多いと思いますが、
未熟なものは青果用として野菜類とされています。
豆類のようにたん白質が多く含まれ、野菜類のように、カリウムやビタミンCが豊富です。
分類:マメ科エンドウ属
えんどう豆の中でも、未熟な豆だけを食べるものをグリーンピースといい、成熟するとえんどう豆になります。グリーンピースは缶詰や冷凍のものは一年中手に入りますが、生鮮グリーンピースの旬は春~初夏の時期です。新鮮なグリーンピースは甘味があって風味が格別なので、塩ゆでしておつまみになる他、豆ご飯や卵とじなどにして、季節の味を楽しみましょう。
分類:マメ科ダイズ属
夏の風物詩として人気の枝豆は、塩ゆでするだけでおいしいおつまみになるのが魅力。大人はもちろん、子どもも大好きな野菜の1つといえるでしょう。枝豆は未成熟な状態では「枝豆」ですが、成熟すると「大豆」になります。
分類:マメ科ソラマメ属
そらまめは、さやが空を仰ぐように上に伸びることからこの名が付いたといわれます。大きめのさやの中には豆が2~4個入っていて、その豆が未熟なうちに食べるものが青果用として扱わられ、食品成分では野菜に分類されています。
これらの食材は1粒2~4g程度で、プリン体の多くがアデニン類やグアニン類に由来しています。
茹でこぼしで溶出するヒポキサンチン類はほとんど含有されていないため、調理によるプリン体損失は考慮できませんが、大量に摂取しなければプリン体を注意する必要はないと思います。しかし、これらの食材をたくさん使用するスープ料理などはプリン体を確認しておくと良いと思います。また、枝豆のプリン体が他の食材に比べて高いことから、とくに食べ過ぎには注意してください。いずれの食材も塩ゆでしてすぐに食べられるほかに、夏は牛乳や生クリームを加えた冷製スープにすれば、夏バテで食欲がない際の栄養補給に最適です。是非、作ってみてはいかがでしょうか。
1)そら豆はサヤから出してサッと塩ゆでし、皮をむく。玉ねぎは薄切りにする。
2)鍋にバターを溶かし、(1)の玉ねぎを入れてよく炒め、コンソメ、水を加えて煮立て、(1)のそら豆を加えて3~4分煮る。
3)ミキサーに(2)、牛乳を入れて攪拌する。塩・こしょうで味を調える。
材料(一人分)
そら豆 60g
玉ねぎ 25g
コンソメ 1g
牛乳 75ml
水 100ml
1人前の栄養成分
エネルギー 164 kcal
たん白質 9.3 g
脂質 7.1 g
炭水化物 15.6 g
食物繊維 2.0 g
カリウム 417.4 mg
食塩相当量 0.5 g
プリン体 37.8 mg
春~夏にかけて旬を迎えるマメ科の食品。食物繊維やベータカロチンやビタミンA、ビタミンCなど、栄養も豊富に含んでいるので、お酒のおつまみにおすすめです。枝豆の食べ過ぎには気をつけて、季節の味わいを楽しんでくださいね。