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適正体重の計算方法

2016.12.14

血清尿酸値が高めの方、また高尿酸血症を指摘された方や痛風発作を起こしたことがある方は、生活習慣の改善が大切であるのは、おそらくご存じだと思います。それでは、具体的にどうしたらよいのでしょうか。

まずはご自身のBMIを知りましょう。BMI(Body Mass Index)は、ボディマス指数とも言われ、身長と体重から算出されるヒトの肥満度を示す尺度です。図に書かれた計算式を参考に、ご自身のBMIを計算してみてください。

適正体重の計算方法

ポイント1:適正なBMIを目指しましょう。

計算をして出た数値により、“やせ”“標準”“肥満”“高度肥満”の4つに分けられます。
年齢によってもBMIの適正値は異なりますが、特に高齢の方は、食べる量が少なめだったり、あっさりしたものを好んで食べることから、低栄養(栄養不足)になりやすいことが言われます。BMIが21.5未満なら、もう少し食事の量を多くするようにこころがけてください。

ポイント2:BMIが25以上(肥満、高度肥満)だったら

肥満を解消することで、血液中の尿酸値を低下させる効果があることが知られています。
BMIが25以上の肥満または高度肥満だったら、体重を減らすようにしたいところですが、やせるためにはいったいどうしたらよいでしょうか?
第一に、食事全体の見直しをしましょう。一日に必要なエネルギー量に対して食事のエネルギー量は適正ですか?
図を参考に、身長・体重から理想体重を計算します。適正エネルギー量は、理想体重に25~30kcal/kgをかけて求めます。(運動量が少なめの方は25、多めの方は30をかけます)

ポイント3:食事は腹八分目を心がけましょう。いつも満腹になるまで食べていませんか?

「もう少し食べられるけど、、」いつもは全部食べるところを、満腹になる手前で「ごちそうさま!」をしましょう。
食べる順番は野菜からがおすすめです。野菜に含まれる食物繊維は急激な血糖値の上昇を防ぎ、肥満の解消につながります。
バランスの良い食事については、コラム『バランスの良い食事』をご覧ください。

まとめ:

・自分のBMIを知って、適正体重を目指しましょう。
・少な過ぎず多過ぎず、食べる量を見直して適量をこころがけましょう。
・肥満を解消することは、血液中の尿酸値を低下させる効果が期待されます。

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