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痛風・高尿酸血症を予防するための食事のポイント

2016.12.14

尿酸値は生活習慣と密接にかかわります。痛風・高尿酸血症を予防するための生活習慣の見直しポイントをご紹介しますので、毎日の生活に取り入れてください。

高尿酸血症予防の食事

ポイント1:プリン体をとりすぎないよう、注意!

プリン体を多く含む食品を続けて多量にとらないように心がけましょう。実際にどのくらいのプリン体量を摂取しているか、『プリン体計算プログラム』を活用して計算してみましょう。

また、プリン体は水に溶けやすいので、料理の煮汁や肉や魚介類からだしをとるラーメンの汁なども残すようにしましょう。

ポイント2:野菜と水分をしっかりとりましょう

野菜は尿をアルカリ性にしてくれます。尿をアルカリ性に近づけると、尿酸の排出が促されます。お腹いっぱい野菜を食べることは、炭水化物やたんぱく質の摂りすぎを防ぐため、肥満防止にもつながります。

また、高尿酸血症、痛風の人に合併しやすい尿路結石や腎障害を予防するためにも、水分を十分にとり、尿酸を尿と一緒に排泄することが大切です。1日に2リットルの水分をとりましょう。ジュース、炭酸飲料、スポーツ飲料は、果糖が多いため、肥満の原因となり、補給に逆効果です。水やお茶などにして下さい。

ポイント3:お酒は控えめに

アルコール飲料は、1日の適正量を目安に飲みすぎないように気をつけましょう。また、お酒を飲まない日を週に2日設定するよう心がけましょう。

ポイント4:痛風を予防する食品をとりましょう

牛乳やヨーグルトなどの乳製品、コーヒーなどポリフェノールを含む飲食物、ビタミンCは、尿酸値を下げる効果、痛風発作の発症リスクを下げる効果があることがわかっています。これらを積極的に取り入れましょう。

ポイント5:有酸素運動を心がけましょう

適度な運動は、高尿酸血症の改善に役立つだけでなく、肥満の解消にもつながります。ポイントは息が切れない程度の運動を行うことで、ストレッチやウォーキングがおすすめです。一方、激しい運動(息を止めて行う無酸素運動など)は尿酸値を上げてしまいますので注意が必要です。

まとめ:

プリン体の摂取量に気をつけて、生活習慣も見直してみましょう。

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